「チンチラってどんな種類があるの?」「レアカラーと普通のカラーで何が違うの?」そんな疑問をお持ちではないでしょうか。チンチラはスタンダードグレーをはじめ、バイオレットやサファイアなどさまざまな毛色(カラー)が知られており、国内で流通する代表的なカラーだけでも10種類以上見かけます。この記事では、各カラーの特徴・価格目安・初心者向けの選び方まで、チンチラの「種類(主に毛色)」をわかりやすく解説します。これからチンチラを迎えたい方も、すでに飼育中の方も、ぜひ参考にしてください。
チンチラの種類は全部で何種類?毛色は「10種類以上」が目安

チンチラの毛色(カラー)バリエーションは、国内で一般的に流通する範囲でも10種類以上が目安です。
スタンダードグレーを基本として、ベージュ系・ホワイト系・ベルベット系・バイオレット系・サファイア系・エボニー系など、さまざまなカラーが存在します。なお、カラー名や分類は販売店・ブリーダーによって呼び方が異なることがあるため、購入時は正式なカラー名(血統・遺伝背景)を確認しておくと安心です。
ただし「種類」という言葉には注意が必要です。生物学的な「種」としてのチンチラは、チンチラ属にオナガチンチラ(Chinchilla lanigera)とタンビチンチラ(Chinchilla chinchilla)の2種がいる、と整理されるのが一般的です。
私たちがペットショップで目にする「種類の違い」とは、多くの場合同じ種(主にオナガチンチラ)における毛色・模様・毛質(長毛など)のバリエーションを指しています。
また、毛の長さによる区別もあり、一般的な毛質に対して長毛タイプ(アンゴラ/ロングヘア等と呼ばれることがある)が流通することもあります。ただし名称や定義はブリーダー・ショップにより異なり、流通量は少なめで価格も高くなりやすい傾向があります。
ペットのチンチラは「オナガチンチラ」が主流(毛色は品種改良の結果)
ペットとして飼育されているチンチラは、一般にオナガチンチラ(Chinchilla lanigera)由来の個体がほとんどです。
もともと野生のオナガチンチラはグレー系の毛色が基本でしたが、長年のブリーディング(品種改良)によってさまざまなカラーバリエーションが生まれました。

チンチラはげっ歯目・チンチラ科・チンチラ属に分類され、南米アンデス山脈周辺が原産地です。
野生個体は保護対象(絶滅危惧)とされ、ペットとして普及しているのは繁殖個体です。日本でも多くのペットショップで取り扱いがあります。
チンチラの代表的なカラー一覧【早見表】
以下の表で代表的なカラーを一覧で確認しましょう(価格は地域・月齢・血統・毛質・ショップ方針で変動するため目安です)。
| カラー名 | 特徴 | 希少度 | 価格目安 |
|---|---|---|---|
| スタンダードグレー | 基本のグレー系 | ★☆☆☆☆ | 2〜6万円 |
| シナモン(呼称は店舗差あり) | 温かみのある茶〜ベージュ系 | ★★☆☆☆ | 3〜7万円 |
| ブラックベルベット(TOV) | 背中の黒×お腹の白が特徴 | ★★☆☆☆ | 4〜9万円 |
| ホワイト(ウィルソンホワイト等) | 白ベース(模様が入ることも) | ★★★☆☆ | 5〜12万円 |
| ベージュ(ヘテロ/ホモ) | クリーム系・目が赤系になりやすい | ★★☆☆☆ | 4〜10万円 |
| バイオレット | 青紫がかったグレー | ★★★★☆ | 8〜18万円 |
| サファイア | 明るいブルーグレー | ★★★★☆ | 8〜18万円 |
| エボニー(ブラックエボニー等) | 黒みが強くなりやすい系統 | ★★★〜★★★★☆ | 8〜20万円 |
| モザイク(パイド等) | 白地に不規則な模様 | ★★★☆☆ | 6〜15万円 |
| ブルーダイヤモンド | バイオレット×サファイア系統 | ★★★★★ | 15万円以上 |
参考:チンチラの種類12選!毛の色や値段を徹底解説|Minima
チンチラの種類・毛色バリエーションを徹底解説

ここでは各カラーの特徴・見た目・一般的に知られている遺伝の傾向を解説します。
カラーを選ぶ際は見た目の好みだけでなく、入手のしやすさ・価格・購入先の信頼性も合わせて確認しておきましょう(「遺伝的背景」はショップによって説明範囲が異なるため、気になる方はブリーダーや詳しい店舗に相談するのがおすすめです)。

スタンダードグレー|最も一般的な基本色
スタンダードグレーは、チンチラの最も基本的なカラーであり、野生個体に近い色合いとして知られます。
全体的に青みがかったグレーで、腹部は白〜クリーム色になっています。毛の根元に暗い色が入り、先端に向かって明るくなる毛色パターン(アグーチ状の見え方)が特徴です。
国内でも見かける機会が多く、選択肢が豊富なので、健康状態や性格など「個体の良さ」で選びやすいのがメリットです。
参考:「チンチラってどんなカラーがいるの?」熱帯倶楽部 吉祥寺店
シナモン|温かみのある茶系カラー(呼称の違いに注意)
シナモンは温かみのある茶〜ベージュ系として紹介されることが多いカラーです。
ただし「シナモン」という呼び名は、店舗や系統によって指す範囲が異なることがあります(例:ベージュ系として扱われる、ブラウン系として扱われる等)。見た目はベージュ〜ブラウンがかったグレーに見えることが多く、腹部は白〜クリーム色になる傾向があります。
遺伝の扱いも含めて、購入時は販売元に「正式なカラー名」「親のカラー」「血統(分かる範囲)」を確認するのがおすすめです。
ブラックベルベット(TOV)|人気の高いコントラストカラー
ブラックベルベットは、背中の黒と腹部の白のコントラストが美しい人気カラーです。
「ベルベット(ビロード)」という名前の通り、黒い部分が深く見えやすい毛並みが特徴で、背中から頭部にかけて黒みが広がり、腹部は白くなります。
遺伝の話としてよく知られているのは、ベルベット系(TOVを含む)はホモ接合(同じ遺伝子を2つ)で成立しない(致死因子を伴う)と説明されることが多い点です。そのため、繁殖を前提にする場合は専門知識が必要です。
一方で、一般の飼育(繁殖しない前提)であれば、販売されている個体を適切に迎える分には、カラーそのものが「飼えない」理由にはなりません。購入時は健康状態と、可能なら遺伝背景の説明が受けられる店舗を選びましょう。
国内でも比較的見かけることがあり、価格は4〜9万円程度が目安です。
ホワイト(ウィルソンホワイト等)|白ベースの人気カラー
ホワイト(ウィルソンホワイト等)は、白をベースにした人気カラーです。
「ウィルソンホワイト」はホワイト系の呼称として広く使われ、個体によってはグレーの差し色や模様が入ることもあります。
ホワイト系もベルベット系と同様に、繁殖の文脈ではホモ接合が成立しない(致死因子を伴う)と説明されることが多いカラーです。繁殖目的の場合は必ず専門家に相談しましょう。
目の色は黒〜濃い色が多い一方で、組み合わせによって赤みが出る系統(例:ベージュ系が関与)もあります。目の色だけで「アルビノ」と判断しないことが大切です(チンチラでは毛色遺伝子の影響で目が赤系になることがあります)。
価格は5〜12万円程度が目安です。

バイオレット|希少性の高い青紫カラー
バイオレットは、チンチラの中でも希少性が高い人気カラーの一つです。
青みがかった薄紫色(バイオレット)を帯びたグレーが特徴で、光の当たり方によってパープルがかった印象に見えることがあります。腹部は白く、スタンダードグレーより青紫っぽい色合いに見えます。
バイオレットは一般に劣性遺伝(2つ揃って発現)として扱われることが多く、流通量が少ないことから価格は高め(8〜18万円程度)になりやすい傾向があります。
バイオレット遺伝子を1つだけ持つ「キャリア(保因)」は外見上スタンダードグレーに見えることが多いため、血統情報や信頼できる購入先から迎えることが重要です。
サファイア|明るいブルーグレーの上品な色合い
サファイアは、明るくクリアなブルーグレーに見える系統として紹介されることが多いカラーです。
個体差も大きく、バイオレットと見分けが難しいケースもありますが、サファイアのほうが明るく青みが強い印象になることがあります。腹部は白色で、全体的に上品な印象です。
サファイアも一般に劣性遺伝(2つ揃って発現)として扱われ、価格は8〜18万円程度が目安です。
バイオレットとサファイアの両方が関わる系統として「ブルーダイヤモンド」が紹介されることがあります(扱いはブリーダー・血統ラインにより説明が異なる場合があります)。
ベージュ(ヘテロ/ホモ)|クリーム系の優しい色
ベージュは、クリーム色〜薄茶色の温かみのある優しい色合いが特徴のカラーです。
ベージュは遺伝の説明として、1つ持つ「ヘテロ(ヘテロベージュ)」と、2つ持つ「ホモ(ホモベージュ)」で、色の出方が変わる(ホモのほうが淡く出やすい)とされることがあります。
目の色が赤〜ルビー系になりやすいのもベージュ系の特徴としてよく知られています。これは毛色遺伝子の影響であり、赤い目=アルビノという意味ではありません。
流通量は比較的多く、価格は4〜10万円程度が目安です。
エボニー(ブラックエボニー等)|黒みが強くなる系統
エボニー系は、黒みが強く出やすい系統として紹介されます。
ブラックベルベットは「背中が黒・お腹が白」というコントラストが特徴ですが、エボニー系は個体や系統により、腹部まで黒みが回りやすい(ラップする)と説明されることがあります。
「エクストラダーク」「ダーク」「ミディアム」など、黒の濃さで分類されることもあります(分類基準は店舗・ブリーダーで差があります)。
国内での流通量は多いとは言えず、価格は8〜20万円程度と幅があります。
モザイク(パイド等)|世界に一つだけの模様
モザイク(パイド等)は、白い毛並みの中にグレーやその他のカラーが不規則にまだら状に混じる、個性的なカラー(模様)です。
「モザイク」「パイド」など呼び名があり、模様のパターンは個体ごとに異なります。まさに世界に一つだけの模様を楽しめるのが魅力です。
白い部分と色の部分の比率は個体差が大きく、ほぼ白に近い個体もいれば、色の部分が多い個体もいます。
ホワイト系に関連する遺伝として扱われることが多く、繁殖の文脈ではホモ接合が成立しにくい(致死因子を伴うと説明される)点に注意が必要です。一般飼育では健康状態の良い個体を選ぶことを最優先にしましょう。
価格は6〜15万円程度が目安で、模様の個性や血統で変動します。

その他のレアカラー(タン・ゴールドバー・ブルーダイヤモンド等)
チンチラにはさらに希少性の高いカラー(または呼称)が紹介されることがあります。代表例を挙げます。
- タン:ベージュ系やエボニー系などの組み合わせとして扱われることが多く、色味の説明や定義は販売元で差があります。
- ゴールドバー:非常に希少とされる系統で、国内流通は限られます(説明はブリーダー・血統ラインで差があります)。
- ブルーダイヤモンド:バイオレット系とサファイア系の両方が関わる系統として紹介されることがあります。価格は高額になりやすく、血統情報の確認が重要です。
- シルバーバイオレット(パープル等の呼称):呼び名・定義が販売元で異なることがあるため、購入時は「何の遺伝背景を指す名称か」を確認しましょう。
これらのレアカラーは入手難易度が高く、専門ブリーダーから直接購入するケースが多いです。購入を検討する際は、血統・遺伝背景の説明/健康状態/アフターフォローを重視してください。
参考:チンチラの種類12選!毛の色や値段を徹底解説|Minima
【初心者向け】飼いやすいチンチラの種類おすすめランキング

これからチンチラを初めて飼う方にとって、どのカラーを選ぶかは大きな悩みの一つです。
カラー選びは見た目の好みも大切ですが、初心者の方には入手のしやすさ・価格・健康状態(個体差)という3つの基準で選ぶことをおすすめします。
以下のランキングは、これらの基準を総合して選定しています。
1位:スタンダードグレー|入手しやすく「個体」で選びやすい
初心者に最もおすすめのカラーはスタンダードグレーです。
おすすめの理由は以下の通りです。
- 入手しやすさ:国内でも取り扱いが多く、選択肢が豊富です
- 価格:相対的に手頃な価格帯で見つかりやすいです
- 個体を選びやすい:流通量が多い分、性格や健康状態の良い個体に出会える確率が上がります
「まずはチンチラという動物を知りたい」「納得して個体を選びたい」という方には、スタンダードグレーが最適な選択肢です。
2位:ブラックベルベット(TOV)|流通があり見つけやすい
2位はブラックベルベットです。
取り扱いがあるショップも多く、見かける機会が比較的あるカラーです。
黒と白のコントラストが美しく、見た目のインパクトが大きいため人気があります。価格は4〜9万円程度で、レアカラーと比べると手が届きやすい価格帯です。
注意点として、ベルベット系は繁殖の文脈でホモ接合が成立しない(致死因子を伴うと説明される)点が知られています。ただし、繁殖をしない一般飼育であれば、健康状態の良い個体を適切に迎える限り、過度に不安になる必要はありません。
将来的に繁殖を考える場合は、必ずブリーダーや専門家に相談しましょう。
3位:シナモン|好みの色味で選びやすい(確認ポイントあり)
3位はシナモンです。
温かみのある茶〜ベージュ系の色味が好みの方に人気があります。価格も比較的手頃な範囲で見つかることがあります。
ただし「シナモン」という呼称は店舗差があるため、写真だけで判断せず、実物の色味と正式な説明を確認して選ぶのが安心です。
チンチラの種類別・価格相場一覧

チンチラの価格はカラーや血統、毛質、月齢、販売店の方針などで大きく異なります。
購入前に価格の目安を把握しておくことで、予算に合った選択が可能になります。なお、価格は変動するため、あくまでも目安としてご参照ください。
スタンダード系(グレー・シナモン系)の価格帯
スタンダード系カラーの価格帯は以下の通りです。
- スタンダードグレー:20,000円〜60,000円(目安)
- シナモン(呼称の幅あり):30,000円〜70,000円(目安)
この価格帯は比較的手頃で、初めてチンチラを飼う方でも検討しやすいレンジです。
ショップによって価格差があるため、複数の店舗を比較することをおすすめします。
参考:チンチラ小動物 チンチラの在籍一覧 ペットショップワンラブ
人気カラー(ベルベット・ホワイト・ベージュ)の価格帯
人気カラーの価格帯は以下の通りです。
- ブラックベルベット:40,000円〜90,000円(目安)
- ホワイト(ウィルソンホワイト等):50,000円〜120,000円(目安)
- ベージュ(ヘテロ/ホモ):40,000円〜100,000円(目安)
- モザイク(パイド等):60,000円〜150,000円(模様や血統で変動)
このカテゴリは見た目の人気と需要の高さから、スタンダード系より高めの価格設定になりやすい傾向があります。
レアカラー(バイオレット・サファイア・エボニー等)の価格帯
レアカラーの価格帯は以下の通りです。
- バイオレット:80,000円〜180,000円(目安)
- サファイア:80,000円〜180,000円(目安)
- エボニー系(ブラックエボニー等):80,000円〜200,000円(目安)
- ブルーダイヤモンド:150,000円〜300,000円以上(目安)
- 長毛タイプ(アンゴラ/ロングヘア等の呼称):200,000円〜300,000円以上になる例も(目安)
価格が高くなる理由と注意点
チンチラの価格が高くなる主な理由は以下の通りです。
- 希少性:流通量が少ないほど価格が上がりやすい
- 繁殖コスト:狙った毛色を出すまでに時間とコストがかかる場合がある
- 血統・毛質・体格:毛質や体格、健康面の評価で高値になることがある
- 月齢:若い個体は高めに設定される傾向がある
注意点として、価格が高いカラー=飼育しやすいわけではありません。価格よりも、健康状態・性格・購入先の説明とサポートを優先してください。
チンチラの種類を選ぶときの5つのポイント

チンチラの種類(カラー)を選ぶ際には、見た目の好みだけでなくいくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
チンチラの寿命は飼育環境にもよりますが、一般に10〜15年程度とされ、長く一緒に暮らす動物です。長期のパートナーとして慎重に選びましょう。
見た目だけでなく健康状態を最優先する
どれだけ美しいカラーの個体でも、健康状態が悪ければ長く一緒に暮らすことができません。
実際に個体を見る際は以下の点を確認しましょう。
- 目:澄んでいてクリアか、目ヤニや充血がないか
- 鼻・口:鼻水やよだれが出ていないか
- 被毛:艶があり、広範囲の脱毛やフケが目立たないか
- 体型:極端に痩せていないか、触ったときに骨ばっていないか
- 行動:極端にぐったりしていないか(昼間は眠いこともあります)
- 排泄物:便が極端に軟らかい/小さい/量が少ない等が続いていないか
少しでも気になる点があれば、別の個体や別の販売店を検討することも重要です。
入手ルート(ペットショップ・ブリーダー・里親)を確認する
チンチラの入手ルートは主に3つあります。それぞれの特徴を理解したうえで選びましょう。
- ペットショップ:実物を見て選べるが、血統情報が十分でないこともある
- ブリーダー:血統・遺伝背景の説明が受けやすい。レアカラーはブリーダー経由が多い
- 里親:費用が抑えられる場合があるが、年齢や既往歴が不明なこともある
レアカラーを希望する場合は、説明が丁寧なブリーダーや専門店を選ぶと安心です。
レアカラーは「説明の有無」と「繁殖の有無」を分けて考える
美しいレアカラーに惹かれる気持ちは自然ですが、遺伝の扱いが複雑な場合があります。
特にホワイト系・ベルベット系は、繁殖の文脈でホモ接合が成立しない(致死因子を伴うと説明される)点が知られています。繁殖を考える場合は必ず専門家に相談してください。
ペットとして飼育するだけなら、カラーよりも健康状態・相性・飼育環境が重要です。
実際に会って相性を確認する
チンチラは個体によって性格が異なります。同じカラーでも、活発な個体・おとなしい個体・人懐っこい個体・警戒心が強い個体など様々です。
可能であれば実際に店舗やブリーダー宅を訪問して、個体の様子を見ましょう。
確認しておきたいポイントとしては、極端に怖がりすぎないか・触れたときにパニックになりすぎないかなどがあります。
チンチラは夕方〜夜に活動的になりやすいので、可能なら時間帯も考慮すると状態を見やすいです。
アフターサポートのある購入先を選ぶ
チンチラは専門的な飼育知識が必要な動物です。購入後も安心して飼育できるよう、アフターサポートが充実した購入先を選ぶことが重要です。
確認しておきたいサポート内容としては以下が挙げられます。
- 飼育方法に関する相談窓口があるか
- 健康保証(一定期間内の病気・死亡に対する補償)があるか
- エキゾチックアニマル対応の動物病院の紹介が受けられるか
チンチラを診察できる動物病院は限られるため、購入前に近隣の対応病院を調べておくことも大切です。
オナガチンチラとタンビチンチラの違い【生物学的分類】

チンチラを正しく理解するためには、生物学的な分類も把握しておくことが大切です。
チンチラ属には主にオナガチンチラとタンビチンチラの2種が存在すると整理されるのが一般的です。

ペットとして流通するのはオナガチンチラ由来が主流
日本国内のペットショップやブリーダーで販売されているチンチラは、一般にオナガチンチラ(Chinchilla lanigera)由来がほとんどです。
オナガチンチラは「ロングテールチンチラ」とも呼ばれ、尻尾が比較的長いのが特徴です。サイズは個体差がありますが、体(頭胴長)がおよそ22〜38cm、尾が7〜15cm程度とされ、体重は飼育個体でおよそ400〜700g前後(メスのほうが大きい傾向)で見かけることが多いです。
ペットとして世界中で繁殖されており、市場に流通しているカラーバリエーションはこの系統の品種改良によるものです。
タンビチンチラは保護対象で、ペット流通は一般的ではない
タンビチンチラ(Chinchilla chinchilla)は「ショートテールチンチラ」とも呼ばれ、オナガチンチラより体が大きく、尻尾が短いのが特徴とされます。
タンビチンチラは保護対象(絶滅危惧)として扱われ、ペットとして一般に流通するケースはごく稀です。もし「タンビチンチラ販売」とうたう情報を見かけた場合は、表示内容の確認や、由来・書類の確認を慎重に行ってください。

なお、分類は時代や文献で扱いが変わることがあり、旧名・亜種名が紹介されるケースもあります。
チンチラの種類に関するよくある質問

チンチラの種類・カラー選びに関してよく寄せられる質問にお答えします。
チンチラの種類で性格は変わる?
Q. チンチラは毛色(カラー)によって性格が変わりますか?
A: 基本的に、毛色だけで性格が決まるという明確な根拠はありません。性格は遺伝・環境・個体差によるものが大きく、同じカラーでも個体ごとに性格は異なります。毛色よりも、実際に個体を見て相性を確認することが最も重要です。
レアカラーは飼育が難しい?
Q. バイオレットやサファイアなどのレアカラーは飼育が特別難しいですか?
A: 基本の飼育方法はカラーに関わらず同じです。レアカラーだから特別な飼育法が必要というわけではありません。ただし価格が高くなりやすいため、温度管理・砂浴び・食事・誤飲防止などをより丁寧に整える意識は大切です。繁殖を考える場合は、カラーによって注意点が増えることがあります。
毛色は成長で変わることがある?
Q. チンチラの毛色は成長とともに変化しますか?
A: はい、成長に伴って色の濃さや見え方が変わることがあります。幼齢期は色が淡く見え、成長とともに濃く見えるケースもあります。換毛や個体差でも印象が変わるため、購入時の見た目が成体でも完全に同じとは限りません。
オスとメスで毛色に違いはある?
Q. 同じカラーでもオスとメスで毛色に違いはありますか?
A: 毛色は性別による差は基本的に大きくありません。サイズは個体差がありますが、メスのほうがやや大きめになる傾向がある、と紹介されることがあります。
まとめ|自分に合ったチンチラの「種類(カラー)」を見つけよう

この記事では、チンチラの毛色・カラーバリエーションについて詳しく解説しました。

この記事のポイントをまとめると以下の通りです。
- チンチラの毛色バリエーションは「10種類以上」が目安(呼称や分類は販売元で差がある)
- 初心者はスタンダードグレーが選びやすい(取り扱いが多く、個体で比較しやすい)
- レアカラーは価格が高くなりやすい(血統・毛質・流通量で変動)
- 毛色よりも健康状態・個体の相性・購入先のサポートを最優先
- 生物学的な「種」は2種と整理されることが多いが、ペットとしてはオナガチンチラ由来が主流
チンチラは長く一緒に暮らす大切なパートナーです。見た目の好みも大切ですが、健康状態・購入先の信頼性・飼育環境を整えられるかを軸に選ぶことが、後悔しない第一歩になります。
ぜひ実際に個体と会って、あなたにぴったりのチンチラを見つけてください。


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